音楽は私の生命力でもありますから、4名のダンサーとヴァイオリニストの三浦文彰さんとピアニストの田村響さんが、ただ純粋にぶつかり合う、こうした音楽家とダンサーの魂の見せ合いは、音楽とダンスが出会う、美しい舞台になるに違いありません。

オルガとの新作の共演は私に取って大きなチャレンジで、まるで夢のようです。振付家のパトリック・ド・バナは私たち2人の個性にふさわしい作品に仕上げると思います。私は自分の年齢に応じた成熟性を心地よく感じることができ、またオルガも彼女らしさを失わない作品に仕上がると信じています。それぞれが相手の才能や経験を自分のものとしていくことができるような作品に。
まさか、私にオルガと共演するとは思いもしませんでしたし、これは私にとっては贈り物なのです。この作品を大きな喜びをもって創造し、オルガと共に踊れることを楽しみにしております。

マニュエル・ルグリ
(ウィーン国立バレエ団 芸術監督)


パトリックさんには、人間としても振付家としても魅了されています。彼はクリエイティブでポジティブ、そしてとても温かい方です。彼の新作は、きっと温かい雰囲気の中で創造されていくことでしょう。待ちきれないほど楽しみです。今回は伝説のダンサーで、私に大きなインスピレーションを与えてくださるルグリさんと踊ることは、本当に貴重な機会です。この日本のプロジェクトにはとても感謝しています。日本の観客の皆さまには、まさに「芸術の結合」をご覧いただくことになるのです。

オルガ・スミルノワ
(ボリショイ・バレエ プリンシパル)

©Ashley Taylor


ルグリさんとの仕事は、いつも私にとって幸せをもたらしてくれます。私は彼との仕事のために、大きな期待を持ってウイーンに行く準備をしてきました。また振付家のパトリックさんとは、かねてから一緒に仕事をしたいと思っていましたので、ようやく実現することになり、とても嬉しく思っています。全優とのクリエーションは、新鮮で素晴らしく、ワクワクしています。まさにエキサイティング!新作を日本で世界初演できることがとても幸せです。

セミョーン・チュージン
(ボリショイ・バレエ プリンシパル)



私はバレエ界を牽引する2人の怪物、マニュエル・ルグリとオルガ・スミルノワが、私と一緒に同じ稽古場で時間を捧げてくれることを大変光栄に思っています。
このプロジェクトでは、新作は生音楽で踊られますから、オルガとマニュエルが踊っている空間にはダンサーだけでなく、音楽家たちの感情やエネルギーも加わります。ダンサーが踊ることによる直接的な感情に音楽家たちのエネルギーが加わることで、益々豊かな感情表現となり、振付家にとっても夢のような経験となるのです。

パトリック・ド・バナ
(振付家)



バレエ界のスター達との共演をとても嬉しく思います。私は以前もこのプロジェクトに参加させていただきましたが、素晴らしいパフォーマンスを目の前に演奏するのはとても新鮮で刺激的な体験となりました。世界トップクラスの魅力的なメンバーとの踊りと音楽の親密なステージをお楽しみください。

三浦文彰
(ヴァイオリン)



一流ダンサーの皆さまと共演させていただける事を、私自身も今からとても楽しみにしております。何度も共演しているヴァイオリニスト三浦さんとの音楽と華麗なバレエが融合される舞台を、皆さまにも是非ご堪能いただきたいと思います。どうぞご期待ください! 会場でお待ちしております。

田村響
(ピアノ)